「Powell賞(Powell Prize)について」
Powell賞は、第2回表面分析研究会( 1995年5月 於鳥羽 )が、Dr. C. J. Powell(NIST)をお迎えして開催された時に設立されました。この時、後のPSA(
Practical Surface Analysis )の前身となる初のポスタ発表会が開かれ、最優秀ポスタプレゼンテーションに何らかの賞を与えて、賞賛しようということで設立され、PSA-02で8回目となります。
Powell賞は、全ての参加者が均等に1票を持ち、応募ポスタプレゼンテーションの中で最も関心の深いプレゼンテーションに、無記名で投票するものです。これまでの受賞講演を見まわしてみますと、講演会の性格上、難解な解析手法よりむしろ直感的に理解しやすい実用的な測定にかかわる創意工夫をこらしたプレゼンテーションに対して、多くの票が集まるようです。
またPowell賞は,連名者がいる場合、筆頭者ではなく発表者に与えられる賞です。 Powell賞として、受賞者の名前を刻み込んだ賞牌と賞状が、表面分析研究会から授与されるほか、研究会参加費相当額の賞金が授与されることが、慣例になっています。
本賞の設立にあたり、Dr. C. J. Powellも大変喜んでいるそうです。(米国では、生前に名前を冠した賞を作られることがほとんどないため。)